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株式会社ミズホです。
今回は「水道料金の計算方法」です。
いつも何気なく水道料金を支払っている(引き落とされている)方も
多いかと思いますが、その水道料金の計算方法はご存知ですか?
水道料金の計算方法を案外知らない方もいるかと思いますので、
(なるべく)分かりやすく解説します。
まず、前提として地方自治体・事業体により水道料金は異なります。
※詳しくは、「水道料金が地域(自治体・事業体)で異なる理由」をご覧下さい。
ここでは、東京23区の計算方法を解説します。
東京都水道局水道料金・下水道料金の計算方法(23区)を見ると
水道料金と下水道料金の表があります。
この2つを合わせた金額が2ヶ月に1度(通常)請求されます。
まず、水道料金の表を見てください。
それぞれの項目について
【呼び径(メータ口径)】
水道料金の算定に用いるメータの口径区分のこと。
水道料金明細に記載があります。
【基本料金】
毎回固定で支払う料金です。
上記の呼び径により金額が異なります。
【従量料金】
使用量に応じて加算される料金です。
上記呼び径により単価が異なります。
では、例を挙げて計算してみましょう。
■呼び径:20ミリ
■使用量:59㎥/2ヶ月
※水道料金の請求は通常2ヶ月に1度ですが、
水道料金の計算は1ヶ月分ずつ計算します。
この場合、30㎥と29㎥に分けて計算し合計します。
呼び径20ミリの基本料金は1,170円ですので、
この金額が毎月の固定料金となります。
これに従量料金を加算しますが、まずは従量料金の計算方法について
解説します。
表を見ると使用量によって区分されていて単価が異なります。
ここでは呼び径20ミリの行を見てください。
1~5㎥は0円なので、使用量が5㎥までなら従量料金は掛かりません。
6~10㎥は「1㎥につき22円」と書かれています。
使用量が8㎥の場合は、3㎥×@22円=66円が従量料金になります。
※6、7、8㎥なので3㎥になります。
それでは、30㎥の従量料金を計算してみます。
1~5㎥ … 0円
6~10㎥ … @22円 × 5㎥ = 110円
11~20㎥ … @128円 × 10㎥ = 1,280円
21㎥~30㎥ … @163円 × 10㎥ = 1,630円
それぞれを合計すると110円 + 1,280円 + 1,630円 = 3,020円
基本料金が1,170円
従量料金が3,020円
これに消費税1.08を掛けると4,525円になります。
これが水道料金になります。
(1円未満の端数は切り捨て)
次に下水道料金の計算方法です。
呼び径では分かれていませんので、一般汚水の欄の単価になります。
0~8㎥ … 560円(1㎥当たりではありません)
9~20㎥ … @110円 × 12㎥ = 1,320円
21~30㎥ … @140円 × 10㎥ = 1,400円
それぞれを合計すると560円 + 1,320円 + 1,400円 = 3,280円
合計金額に消費税1.08を掛けると3,542円になります。
これが下水道料金になります。
水道料金と下水道料金を足すと8,067円になります。
これが30㎥分(1ヶ月分)の水道料金になります。
同様に29㎥の水道料金と下水道料金を計算すると。
水道料金4,349円 + 下水道料金3,391円 = 7,740円になります。
30㎥分と29㎥を合計すると15,807円
これが2か月分(1回分)の金額になります。
(私なりに)分かりやすく水道料金の計算方法を解説しましたが、
いかがでしたでしょうか。
今回は東京の水道料金の計算方法についてでしたが、
前述の通り、基本料金や従量料金は、自治体(事業体)により異なり、
かなり地域差があります。
管轄の水道局のサイトを見て、ご自身で計算してみると
さらにコスト意識が高まるかもしれません。
ご参考にしていただければ幸いです。
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