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株式会社ミズホです。
今回は「仮想水(バーチャルウォーター)≒水の輸入」です。
タイトルだけ見ると「?」と思う方もいらっしゃるかと思います。
まず、仮想水(バーチャルウォーター)とは何か。
ご存知の通り、日本は食糧の多くを他国から輸入しています。
(2014年の自給率は39%。本当はもっと低いと言われていますが、それはまた別の機会に)
野菜を育てるには、水が必要ですよね。
牛や豚、鶏などの家畜を育てるには、穀物が必要で、その穀物を育てるのにも、水が必要です。
それらの食料を他国から輸入しているということは、
日本は間接的に水を輸入(消費)していることになります。
これが仮想水(バーチャルウォーター)という考え方になります。
普段、スーパーマーケットや八百屋、肉屋などで買い物をする時、
「この食材には、どれだけの水が使われているのか」と考える方は少ないと思いますが、
食料を1kg生産するのに必要な量は…
牛肉なら…約20,000t
豚肉なら…約6,000t
鶏肉なら…約4,500t
米なら約…3,600t
トウモロコシなら…約1,900t
牛肉1kg生産するのに約20,000tですよ!
20,000キログラムではなく20,000トンですよ!
お風呂約10万杯分ですよ!
驚きです。
輸入した食料を消費する際は、日本では水を使用していないので、
日本としてみれば節水となっていますが、その分どこかの国の水が使用されているのです。
消費(輸入)を減らせば、その分の水を節水できるかもしれませんが、
消費が減れば食品を販売している企業の売上が落ちる。
価格が上がる。
消費が減る。
売上が減る。
という悪循環になるかもしれません。
では、どうするか。
各自が節水の意識を持って使用する水の量を減らすこと。
これも一つの方法だと思います。
間接的に使用する水を節水するというのは、現実的ではありませんが、
自身が使用する水なら節水できます。
それぞれが少しでも節水すれば、それはとても大きな節水になります。
できることを少しずつやっていきましょう。
【仮想水計算機】
環境省のサイトで仮想水計算機というものがあって、
食料ごとに仮想水の量が計算できます。
どの食料にどれだけの水が必要なのか見てみると、スーパーでの買い物の時に
意識するようになるかもしれませんね。
環境省:仮想水計算機
https://www.env.go.jp/water/virtual_water/kyouzai.html
■アクアクルー節水システムの詳細は…
節水ナビ:http://www.sessui-navi.com
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